3度目のチェーンたるみ調整で「ノンシールチェーンとシールチェーン」の存在を知り、モンキー125の純正はノンシールと言うことで、今回試しにシールチェーンに交換してみました。
細かい作業方法等は、色々なところで沢山情報が出ているので割愛し、ここでは実際に作業をして悪銭苦闘した点を中心に共有したいと思います。
今回選択したシールチェーンは株式会社江沼チヱン製作所のEKチェーンで、モデルは「シールチェーン 420SR-X スチール リンク数98L」になります。
”スチール”はチェーンのカラー(色)のことでノンカラーになります。
”リンク数98L”はチェーンの長さのことでモンキー125は98Lとのことでした。(98Lを購入したので長さ調整のカットをする必要はありません)
事前に調べたうえで必要そうな工具を一通り準備しました。
作業も難しくなさそうでしたが、唯一気になる行程としてチェーンを結ぶジョイント方法が「セミプレス式(軽圧入プレス)」でウォーターポンププライヤーで加締めるとのことでした。
この時点でウォーターポンププライヤーは持っていなかったのですが、通常のプライヤーで代用できそうだったのでとりあえず試してみることにしました。
結果、見事に跳ね返されました。
理由はタイヤを付けたままの作業だったので、タイヤが邪魔してチェーンをうまく挟み込めず、結果「握りしめるパワー」が不足して圧入できない感じです。(正直、当方お世辞にも怪力ではなくむしろ貧弱の方です)
ここまではある程度織り込み済だったので、ホームセンターへ直行しウォーターポンププライヤーを調達してきました。
しかし作業を再開するも下手なのか、なかなか圧入できません。
何度も何度も繰り返し圧入(加締め)するのですが、どうもパワーが足りない感じでピンの頭が出てきません。
このまま続けても「無駄」と判断し単独作業を諦めました。
と言うのも、たまたま裏の家にバイク好きの方が住んでいて、タイヤのはめ込みなんかも自分でやっているのも見かけていたので、困った時の人頼みと言うことでヘルプ!をお願いしました。
傍らで作業を見守りながら、ふむふむ、しかしか、なるほど。。。
しかしどうもしっくりいきません。
ここで凄い技が登場しました。
適当な大きさの「ナット」をピンの上に乗せ、ナットごとプライヤーで掴んで加締める方法です。(なるほど!)
ピンはナットの穴のおかげで塞がらないので「グググッ」としっかり掴んで挟み込むことができます。
力強く握りしめると…見事に圧入できました。
最後はクリップをスライドさせながらはめ込みます。
その後はいつものようにチェーンの張りを調整し、締め込みトルクは59N.mで完了です。
ここまでの総走行距離は偶然のゾロ目で6666kmでした。
(工具はケチっては駄目ですね。それから嫌な予感はだいたい当たるので2案、3案を考えて備えておいた方が良さそうです。)
今回購入したEK(イーケー) QXリングシールチェーン 420SR-X スチール 98L
交換前の純正ノンシールチェーン
チェーンカバーのみ外し
最初に用意した工具他
交換したシールチェーン 420SR-X(カラー:スチール)
6666km
EK(イーケー) QXリングシールチェーン 420SR-X 98L
救世主のナット
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